宿の冠―松柏―とは、縁起の良い常盤(ときわ)の木の針葉樹を意味致しますが、庭園には樹齢100年を優に超えるヒムロ杉の古木がそびえております。
ヒノキやサワラと異なり成長が著しく遅いことから中灌木と称されるほどでこれだけの巨木は数少ないとされております。
針葉樹でありながら触れると柔らかく銀色に輝くことから姫室(ヒムロ)とも記します。
一級造園士・景観設計士の海野芳彦様より「常磐の地に松柏を愛で、客をもてなす心が真木(庭の中心木)に姫室(ヒムロ)を選択した往時の館主の志に感謝するとともに、その精神が今に受け継がれていることを思うと旅への感謝でこころがいっぱいである。」とのお話も頂きました。
松柏館の歴史とともに木々の声に耳をすませてはいかがでしょうか。